一真工房

明治元年創業の着物工房です。家族で図案から染め、仕上げまで着物創作しております。一反一反の着物を大切に作り続けた結果、全国各地のファンの皆様・また、その中には芸能界の方々にも愛されることで、150年の間その染めの流れを続けてくることができました。現在は、四代目にあたる洋平のレクサスとの取り組みを始め、少しでも、風彩染の着物のお誂えで、その方の人生を良くすることが出来るよう、着物自体の魅力を体験してもらえるイベントなどにも力を尽くしながら、着物を染め続けています。

「風」を染める工房 ──


「風彩染」というこの工房でしかない「ぼかし技法」を用いて染めます。「風」とは、優しく吹く風でもあり、遠き過去から吹く心の風という意味もあります。「風」と言う言葉は、日本人にとって、とても大切な言葉なんです。

かつて「気風」と書いて「かぜ」と呼んだそうです。「風」を、人の気持ちや心の流れと感じたのは、日本人独特の感性なのかもしれません。楽しい風。わくわくする空気。何か問題に当たれば向かい風に感じるし、優しい人とのゆっくりと流れる時間は、優しい風が吹いています。

そんな色々な気持ちを「風」と表現するのは、日本人の根幹だと思います。

それぞれの「心の風」を染めたい。


刷毛と心で染める。一度限りの風。

だから、ここの作品は、全て一点物です。一期一会の風に出逢って頂ければ、嬉しいです。「風彩染」は、商標登録作品となります。

「全て手染め」


海藻で作った水で生地を濡らしながら、筆と刷毛を使い染める、「濡れ描き友禅」というぼかし技法を源流とします。一真工房の着物は、100年以上同じ場所で、昔ながらの手工業で作られる、経済産業大臣の伝統的工芸品に指定されています。

風彩染は、日本人が愛し続ける「ぼかし染め」

 

ぼかし染めとは


1200年続くのが、ぼかし染めです。平安時代に生まれた『源氏物語』などに表現される「あさぼらけ」のような、はんなりした雰囲気を具現化するには、ぼかし染めは欠かせません。お茶席ではぼかし染めが最上と言われた時代もあり、裾のぼかしを「すそご」、全体のぼかしを「むらご」と言います。

着物の技法も様々ありますが、金彩にしろ、ロウケツにしろ、絞りにしろ、「ぼかし」を無視した作品に、情緒や優しさを感じることは難しいように思います。言葉遣い一つも、何もかもはっきりモノ申す言い方を我々はしません。どこか、「ぼかす」わけです。それは、日本人の自然と一体の建築や、寺でも神社でも同時に受け入れる曖昧さなどとも繋がることかと思います。日本人の心のふるさとが、この「ぼかし染」なのだと思います。

風彩染の着姿

風彩染の着姿は、淡い色でも濃い色でも「美しい」色を大切にしています。

ただ、言葉で書けば、どの作家も「色目のこだわり」だったり、「作品性」という言葉を使います。

着姿がどうなるか、どれだけ褒められるか、一度、風彩染レンタル着物フィッティング体験でお試しください。いつもと違う反応が見られるというお声、たくさん頂戴しておりますが、全ては貴方のご判断かと存じます。

裾風彩 名称未設定 1   名称未設定 ブーケ

 

風彩染の着姿の作品性

女性の「華」を引き立てる重厚感 -細密友禅-三代目加藤一真

誰の目にも明らかな圧倒的な超高密度の手描き友禅。

「細密友禅」と呼ばれる、手描き着物界の最高密度・合口合わせの描写です。


エレガンス ―生け花免許皆伝―三代目一真けいこ

 

風彩染のお着物のお花柄は、全て、「生け花」を根底に図案を描いております。そして、着ている貴方が「華」となる。

 

ストーリー性 -輪が広がる着物-四代目加藤洋平

「美しい」とか、「上質」とお褒め頂くのは当たり前として、そこからもう一歩、独創的な物語があるお着物は、人と人を結び付ける奥の手になればと考えています。


物語は、『週刊少年ジャンプ』でストーリーキング賞賞金獲得の筋金入り。

技術の高さ

様々な技術が一真工房の着物にはこもっています。その一例として、「合口(あいくち)合わせ」をご紹介致しましょう。

着物は縦約13メートル、幅約40センチの反物の状態で染めるのはご存知でしょうか?

 

なのに、縫ったら絵柄がピタリと合う。これが技術なんですね。

その中で、最も難しいのが、「ぼかし染めで色を合わせること」なんです。

 

「二枚の水彩画を描いて、一枚に揃える」と言えば、分かりやすいでしょうか?

風を描くためには、芸術家のアドリブだけでは決して出来ない、カチッとした仕事をする職人気質も必要な、両方兼ね備えた技があるのです。

ロゴマークに込めた想い。


「風彩染」は、「心」のことと考えています。もう一度、このロゴをご覧ください。

見えましたでしょうか?「心」の一文字。

丸い地球を風が駆け巡り、赤い情熱がビュワっと跳ねています。「風」を「心」として捉えるのは、日本人の特性です。

「あの頃の風は」なんて表現ありますよね。風は、いつも吹いています。貴方の風を見つけてくださいね。

商標登録


 

「風彩染」は、特許庁に届け出て、商標登録されております。

風をテーマにして染めている着物技法として、混同されることのないよう、証紙もお付けいたします。

証紙をお求めの方は、お名前入りで発行させて頂きます。工房までご連絡下さいませ。


伝統証紙


風彩染一真工房のお着物には、全て、この証紙が付きます。番号も、一点ずつ管理されているものですので、ご安心してお召くださいませ。

 伝統的工芸品産業振興協会より抜粋

伝統誇る手づくりの証

この証紙は、伝統的工芸品産業の振興に関する法律により経済産業大臣が指定した伝統的工芸品につけられる証紙で、「伝統証紙」といいます

伝統的工芸品とは…………………

  • 生活に豊かさと潤いを与える工芸品です。
  • 機械により大量生産されるものではなく、製品の持味に大きな影響を与えるような部分が手づくりにより作られています。
  • 100年以上前から今日まで続いている我が国の伝統的な技術や技法で作られたものです。
  • 品質の維持や持味を出すために、必要な部分が100年以上前から今日まで伝統的に使用されてきた材料でできています。
  • 一定の地域を形成してつくられてきたものです。

「伝統証紙」がついた製品は、生産地の組合が、上記の基準に合格しているかどうかについて厳重な検査を実施したものであり、生産者が誇りと責任をもってお届けする製品です。