3月21日 みごとに30分ごとに暴風と快晴を繰り返す日。
11年無敗の晴れ男 洋平も、今度ばかりは逡巡しながらの決断でしたが、結果は全く問題なし!!
半分に分かれる空
「プログラム」
隨心院(小野小町ゆかりのお寺と小野梅園)→
下賀茂神社専属「筝春庵」島崎春美さんによるプチお琴教室→
染とお琴のコラボ演奏(ここにしか咲かない桜の空気を咲かせます) →
自由参加打ち上げ☆
ちなみに今回は、テレビ収録が入りました。
放映は4月12日土曜日11時より。
テレビ朝日(関西ローカル)『LIFE』
洋平の30分ドキュメント番組です。
さて、まずは、小野小町と言う女性、
1000通余りのラブレターで塚が造られたほどモテた彼女ですが、生涯独身を貫きました。
しかし、その心は、実は、たった一人の男性に向けられていたといいます。
古今和歌集には、夢に出てきた彼に恋する乙女の歌も「夢の三連作」として詠まれています。
かつて、「花」といえば、桜ではなく「梅」のことを言った時代がありました。
真っ白な白梅を贈ることは、純白の心を贈ることと等しいという。
かつては御所の紫宸殿前の「右近の橘左近の桜」も、かつては「右近の橘左近の梅」だったのです。
この梅が桜に変わった時の天皇が光仁天皇。
小野小町の愛した男性でした。
櫻のように咲き誇り、
人の心に染み入りながらも、誰になびくでもなく儚く散る。
最高の女性を桜にたとえる文化は、今も僕らの心にあるのかもしれません。
そして、「さくら」とは、人それぞれの想いを重ねてみるもの。
この日しか咲かない桜を咲かせること、この『ろーじ』のテーマでした。
ミス小野小町も一緒に撮ってくれました☆さすが、すごく可愛かったですよ♪
今回は、ドイツからの留学生も☆
小野一族が住んだ小野梅園を後にして、工房へ。
ちょっと一息。
「和久傳」さんの、「夜桜」。
お琴を教えてくれたのは、「筝春庵」の島崎春美さん。
下賀茂神社専属の奏者であり、前回『ろーじ』vol.7でお邪魔した島原では、たった三人しか残っていない太夫さん(芸妓さんの最上級)の地方さんをされています。
今回の『ろーじ』のハイライトは、この方とのコラボレーション。
染と琴で桜を咲かす。というもの。
毎年見る桜は、毎年の思い出を重ねることと思います。
テレビの収録も無視して、一筆一筆心を込めます。
琴の「さくらさくら」のアップテンポが頂点に達して。
皆の緯線が注がれるなか、最後の旋律。
その瞬間咲きあがる
この日しか咲かない桜。
「此の花の ひとよの間に 百種の 言ぞこもれる おろそかにすな」 藤原広嗣
たった一枝の桜にも、千万無量の想いを込めたる情思いやるべし。
今年も、素晴らしい桜に出逢えることを心より祈念いたしまして。
大きな拍手とともに、『ろーじ』は無事お開きとなりました。
あーつかれた!!楽しかったー!!
ご参加くださった皆様。
島崎春美さん。
テレビクルーの皆様。
誠にありがとうございました!!
次回の『ろーじ』は4月13日。
今度は、また違った桜を咲かせます。
仕上げは上々、ご覧じあれ☆
参加ご希望の方はお気軽に、お問い合わせください。
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