『フォトコン』掲載!!(2014年11月追記)

やっと、本屋に行けた。。。IMGP3865
皆様!!現在全国発売中の『フォトコン』に、わたくし洋平、
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掲載して頂いております!!
ドキュメント放送でもなかった、二時間半に及ぶ、ぶっ通しの撮影は、本物の創る姿をきちんと捉えてくれています!!
_G4A0132いざ、向かいます。
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写真は、色合わせ。濡らしながら染める風彩は、時間制限があるので、色をきちんと事前に創らなければなりません。
でも、いざ染めた色の二分の一くらいに仕上がりは薄くなるので、イメージの難しさは、一般の友禅に比べ、段違い。

 

_G4A0276実際作っている「着物職人」の写真は色々あれど、業界用語的な「着物作家」が実際染めている写真は、業界でもほとんど存在しないと言えますから、貴重な貴重な写真となりました。一郎さんからも、「ホント、あの時間はアタシのとっても貴重な大切な物になりました。洋平が吹かす風、前から撮らせてほしかったので、念願でした。」とのこと。良かったら、是非、お手元によろしくお願いいたします(笑)
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10425188_599785896807957_1883065240183202605_n正倉院の宝物で、「螺鈿紫檀五弦琵琶」です。北海道で初お披露目の予定だったので、そこのファンの方を想いながら染めると自然に楽しそうに。

_G4A0253そう、資料集に載ってるあれで、着物業界では「型染」や「織物」 しか手を出せない「パターンで構成された素晴らしく精巧緻密な柄」な為、誰がやっても失礼ながら、素人目には似たり寄ったりのものになりやすいこの柄。

 

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あえて、手描きにこだわり、独特の表現として、この琵琶が渡ってきてその身にまとった悠久のシルクロードの風を吹かしました。

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「風の吹き終わりから染めだすのが意外だったが、始まりの場所をどう染めるのか気になって撮っていた。この辺りの風の染め方は太刀打ちできると思ってたけど、このあたりで舌を巻いたね。」

と言ってくれた場所が、「風の始まり」一番無意識になっていた場所。

そっかー。すごいなー。

解っちゃうんやなー。

俺も、「カメラを忘れて全力で行かねば」と思ってて、安心して撮ってもらえたけど、安心が確信になりました。

 

 

 

 

 

凄いなーと心から思いました。

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もちろん体はくたくたでしたが。本気を出し切る作品を創ると、なんだか元気になるのです。

仕事柄、パンフ作製などで写真撮られることあったけど、ほんと、酷いのになると、呆れるほど酷い。自撮りの方がましくらいのもホントにある。

あれですね。

仕事してりゃあ、いろんな人に会うのは当たり前やけど。

プロとしてある人とだけ仕事してたい。
年季やテクニックの問題じゃなくて。

 

 

そうそう、先日、オーダーメード創らせてもらうことになった男性も、とっても素敵な感性。俺にしかできないものを求めてくるしね。
本当に、そういうのがあり難くて。創るのが楽しみ。

写真家の人は、どんな想いで撮るのだろう。

撮ってもらえるに足る自分でいなければと思います。

 

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想いは帯に閉じ込めました。

風彩染 螺鈿紫檀五弦琵琶

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