海外で、着物は、どんなものが?風彩染は海外でウケるのか?

プラハでの日々。

 

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お着物着たら、まず、ホテルのプラハを一望できるテラスへ。

 

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ここは春しか入れてもらえないテラス、プラハを見渡せる所。

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しばし写真を撮って、プラハの町へ。

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はじめは浴衣も着れなかった瞳も、ホントに着なれたなあ。

町を歩くと、注目の嵐。本当に。

そんなときに、一緒に写真を撮ったご家族。

バイバイした後に、子供がまた走って追いかけてきてくれた。

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「ありがとー、ありがとー」って言いながら。お母さんが日本語を教えてくれたみたい。これもまた、プライスレス

泊まっていたゴールデンウェルホテルのブランカは、とっても良くしてくれた。

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帰ってきた時に、「今日一日、あなたたちの着物姿を思い浮かべると、胸が熱くて、一日中ハッピーだった」と言ってくれた。こちらからすれば、その感受性に拍手を送りたい。

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部屋に帰ると、ケーキが用意された。

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ラウンジで、チェスをしていると、シャンパンをくれた。
「素敵なチェスパーティーに」って。

たくさんのサプライズがありました。

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コンサート会場では、石造りの教会やから、すごく寒かったのですが、
となりのおっちゃんが、手袋貸してくれたりね。

ずっと誰かと写真を撮って、誰かに見られてて。

でも、誰も、「着物」として見てるんではなくて、「何かわからないけど、美しい」って見ている。着物って、ものづくりとして、原点に還るべきと思うんです。着物を知らなくたって、問答無用で綺麗と言わせてみせる。

それが、あるべき姿なんじゃないかなあ。ファッションとしてのね。

着物脱いでから、ラウンジでホテルの人への感謝に桜の絵を描いてたら、これまたそのホテルの紳士なお客さんとも仲良くなれたり。ヨーロッパで出すべきだ!!なんて言われつつ。

風彩染の着物を海外で着た反応もある程度分かったしね。

5276.JPG本当に、集中できないくらい皆に写真撮られたり、話しかけられたから、次の日同じ場所に、もう一度私服で行った(笑)

これが着物だから、JAPANだから、なんてことがないのも分かった。着物を知らない人も結構いたなあ。

日本人は結構多くて、9つくらい、世界三大オペラ座のオペラガルニエ、ウィーン国立オペラ座、ヨーロッパ一の荘厳さと言われるゼンパーオーパーはじめ、大きな劇場回ったから、日本以上に色んな着姿を見たけれど、
着物着てても別段、声をかけられたり、振り向かれたりする反応はないように見えた。

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別に注目されなくて良いのかもしれないし、それも日本人の美徳かもしれないが、この事に関してはあえて言おう。

「着物着るなら、一杯注目されたい!!」(笑)

景色に溶け込む着物も、ここでは俺は着たくないな。
地味系や、素材で言うならザラッとした綿とか紬とか。

だって、綿は世界中に山ほどあるし、紬は残念ながら一般的に綿と区別がつかない。柄も、糸を織って表現する織り柄っていうのは、素晴らしいものが世界に数えきれないくらいある。

オペラ座や各国の劇場で見かけた地味系の着物は、こちらのブラックドレスとゴージャスな内装に溶け込んで、馴染む。

こちらの人は、モデルかハリウッドスターかのように美しい人、カッコいい人多いし、それぞれオーラがゴージャス。
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ルーブルみたいな美術館で着るなら、内容で陳列品にも負けたくないしね。

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周りの人も目で追ってない。
だって、JAPAN好きな人ばかりじゃないから。

JAPAN好きな人もたくさんいるけど。

勿論、着物であることはそれだけで確かに特別。
もう、ある程度のドレスコードある場所なのに、「観光客だから」的に、私服のアジア人多すぎるしね。
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あれ、会場にいると、純粋に貧相だなと感じた。

目立つ目立たんじゃなく、
やっぱりきちんと会場に合わせて着物やドレスアップして着てるシニアな御夫婦なんて、素敵。

ただ、

「着物知らないけど、美しくてビックリした!!」

って言ってもらわなきゃ、っていうのは、日本に居るときと変わらないな、俺は。

でももっと大事なことは、

「綺麗だから」
「驚いたから」

それを伝えてくれるのは、
こちらがオープンだから、あちらもそれが出来る。

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自分次第やし、着ている着物は補助に過ぎない。いくらスーパーアシストでも、自分を磨かなきゃ。

という、当たり前のことでした。
だから、二人で着れて良かったな。

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