着物の創り方の見極め方

きものって、どこを見れば価値を見極められるのか、分かりますでしょうか?

このページでは、一真工房の技術のご紹介とともに、皆さまが、うちだけじゃなく、他のお着物も見分けられるようになるための視点で解説いたします。

一真工房の染めの花形「風彩染」

濡らした生地に、直接筆で染めていく技法。「濡れ描き友禅」がベースとなっています。

そこに、独自の技術と「風」というテーマを持って染めているのが「風彩染」(経済産業省指定伝統的工芸品・商標登録作品)です。

訪問着の見極め方は、「染めの段数と色数」。

段数、とは、ぼかしの段のこと、これなら7段ですね。色数はそのままの意味ですね。

着物は全て、38㎝×13m50㎝ほどの一枚の生地から出来ています。なので、もともと縫われてるわけでは無いので、袖とか衿の縫い口の色を合わせるのが大変なんですね。

手作業の染め、特にぼかし染めは、まったく同じぼかしを二つ染めないと、縫い口はそろわないのだから、大変です。色も、染めた時と乾いた時じゃ、濃さが全然変わります。濡れた生地って色濃く見えますよね?あれと同じです。

一流の基準は、「3段合わせ」の「20色」

これだけ出来れば一流です。では、一真工房のぼかし合わせは最大何段か。

一真工房は「65段合わせ」の「180色」です。

POINT→段数が多くとも、5色くらいならやりやすいので、段と色数両方揃っていることです。

※段数が少ないものをディスるつもりはありません。表現の問題です。しかし、その作家がどこまでやれる力があるのかの基準にはなります。

小紋の見極め方

小紋の場合は、縫い口は関係ありません。(縫い口が合わないものが小紋です。パターン柄とか。なので、普通は「型染」か、プリントです。)

しかし、一真工房は、小紋も手で染めます

この場合、大変なことは、13メートルの生地のなかで、ぼかしの雰囲気を揃えなくてはならないことです。

縫い口の関係ない小紋を染めているところ

生地が濡れているところと、濡れてないところの狭間が分かりますでしょうか??途中で止めれば、ここで水のカタが付いてしまいます。だから、一気に染めます。体力も精神力も一気に放出します。13m先を染めるころにはボロボロです。でも、染めは、ぶれない。ガスが充満してる中でも染め続けて倒れた3代目の姿は忘れられません。

だから、この着姿が出来るんです。そして、多くの他社の職人さんはこう言います。

「よお色が揃うもんやなあ」

一真工房の小紋をお持ちの方は、是非誇ってください(笑)

一流の基準は、「3色ぼかし、一反の色目が揃うこと」です。

一真工房は7~14色です

このほかにも、様々な技術が一真工房にはあります。

また、見極め方と共に、ご紹介できればと思います。

イベントで「着物の買い方」をお伝えいたします。

着物の買い方を職人目線でお教えいたします。実演だけでなく、実際皆様に染めて頂くことで、深い理解をして頂き、たいていの呉服屋様より目利きになって頂くイベントです。第一回は、2019年8月31日に行います。どなたさまでも、どうぞいらしてくださいませ。

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