今年も歯に衣着せぬ

新年明けましておめでとうございます☆今年もよろしくお願いいたします♪皆様にご栄達、ご健勝のほどありますことを心よりお祈り申し上げております。

ってなことでですね、今日はうちの着物の中で、芸能関係の方にもらわれていったもののことを書きます。最初に言いますと、箔を付けたりするためにではないです(笑)それはつまらない。

色々あるんですが、僕が直接関った方だけにしますと。。

紅白歌合戦で着てくれはった中村美律子さん。あれは綺麗でした。幼心に、花吹雪の中で、ピンクの満開の桜柄を着て歌わはる姿は目に焼きついています。それを家族みんなで見たことも☆

ただ、全体図を見せたい大きなセットの場合に限りますが、歌番組ってやつは遠くからのアングルもありますから、当方のような、優しく、繊細に細部までしっかり創りこまれた着物は「もったいない」と感じることも多く、「もっとカメラ寄って!!」ってよく言ってました(笑)

でも、一流の演歌歌手の方が、大柄ののっぺりした着物を着るのは、目の肥えた方から見るとつまらないものですから、これは紅白の宿命、何ともしがたいことです。

そして一昨年のドラマ「黒革の手帳」の米倉涼子さん。これはホームページのほうにも出てますが、こっちは不意打ちを食らいました。たまたまテレビを観てたら着てはって、大の字で「やったー!!」とばかりに寝てはるんですから(笑)

この着物も、凄く手のかかった丁寧な作品です☆同柄でもう一品だけ、一から作ったんですが、なかなか着ようとしてくれはる人がいなくて、もったいないんです。。

米倉涼子とおそろいになるのに(笑)洋服と違って、お値段が高いですからね〜。たとえうちと直接にお取引しても70万円以上はしますし。破格の割引ですが(笑)

というわけで、お二人のことを書きましたが、世の中の芸能人が着用したものが全て素晴らしいわけじゃないのは、見る目がある方なら分かるはず。

「なんであんな大女優に、あんな手抜きのものを着せるんや!!」って思うこともあります。でも、そういう方々は着こなしちゃうから、着物の印象は良いものは残らないけど、悪くもないんですよね。すいません、生意気言いますけど事実ですから仕方ない(笑)

結局、見る人の目なんですよね。僕も自分の目を肥やすこと、それを大事に生きていきたいんです。自分のすばらしい感覚を大事にしてくださいね☆

ちなみに僕個人は一青ヨウさんが好きです(笑)着物の依頼来ないかねえ。

美輪さんも母共々好きなんですが、いつか会います、二人とも。

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