憂い

今日は、一真工房の屋台骨を長年勤めてくれている職人さんのお父様のお葬式でした。
皆様が着てくださっている御着物にも、この職人さんの手が入っているものが数多くあります。

僕にとっては、スキーや様々なことを教えてもらっている方です。

人の死とは、なんなのでしょうか。

何と声をかければ良いのでしょうか。

言える言葉を僕は持ちません。

きっと、これからも、持たないでしょう。

こんなときに、絵を描くのかもしれません。
言葉にするのが好きな僕が、言葉に出来ないとき、何かを伝えたいとき、何かをしたいとき、絵を描くのでしょう。
描きたい絵はもう決まっています。もしかしたら、またアップしますね。

ご冥福をお祈りいたします。

ちなみに、余談ですが、葬儀屋って凄いですね。

毎日どんなに気持ちの良い日も誰かの死に触れる。

どんなに落ち込んでいても、周りに落ち込む人々で囲まれる。

どうやって、真摯な気持ちを保てるのでしょうか。
どうやって、心のバランスを取るのでしょうか。

葬儀屋にとっては、百人いれば百通りの死があるって訳でもないような錯覚に陥りやすいでしょう。
毎日、ただ顔ぶれの変わる、葬儀会場。

「おくりびと」を観て、その心を込めた動きに感動したのを覚えています。
ドラマの後半で出てきた葬儀屋のような人の方が、圧倒的に多いと思いますが。

職業と、魂が上手く合わさる場所。

それを天職というのかもしれませんね。

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