服部真湖さんに逢いに、

東京、麻布へ行ってまいりました。

待ち合わせの駅に着くなり、「ただいま異臭がしたという事で、日比谷線全線運行停止しています。」
今乗ってた電車(笑)地上は、消防車が10台近くきて、大騒ぎ!!

さすが、ただでは会わせてくれないのね!!
口をぽかんと開けてる人、
携帯片手に足早にタクシー拾う人、

こういうとき、人はどんな反応するのか、結構のんびりなものでした。

と、いうわけで、無事お会いしました✰

真湖さん、何となくイメージしてた通り、明るくて、しなやかな、凄く良い方でした✰
興味深く聞いてくださっている姿が、嬉しいです。

僕の『シンデレラ風彩』や、『風のショール』も着けて下さりました♫

このあたりは、風彩の可能性や、三代目までと、自分の特徴やキャラクターを分かりやすく
お伝えしようと持っていったのですが、似合う!!

うーん、嬉しいなあ。
このあと、人に説明するときも、シンデレラの話をたくさんしてくださいました✰

楽しい時間はあっという間に過ぎ。。

四代目の専売特許、
乙女心語り中。

実際真湖さんに着ていただくのは、こちら✰
風だけの着物『風煌』ですね。
これを、踊り用に若干アレンジして、染めます。

これに、流水の帯を合わせようと思っています。

まさに、風彩、風の着姿です。

また、ご披露いたしますね。

お着物の説明をした後、とっても美味しい、行きつけのお店でご馳走になりました。
いや、ほんと美味しかった✰✰

その後は、いつも踊りのお稽古をされている会場の近くの宿をご紹介くださり。。
ここが、すっごく綺麗で、これまたびっくり。
物音が上からするので、「幽霊か?」と思っていましたが、どうやら住人らしいので大丈夫。
これからは、東京の隠れアジトにしたいと思います。

さて、今回真湖さんにお逢いしに行ったのは、勿論我が家のお着物を着ていただくためです。
とはいえまずは、着るご本人が好きになってもらえれば、と思っていたのですが、どうやら大丈夫のようです(笑)

風彩染を皆様に知ってもらう為に、力を貸してくださることになりました。

風彩染は、真似の出来ない一真工房の技法であり、心、感性そのものの染技法です。

それを好きになってくださる方を増やす旅です。

そして、同時に、着物が身近になるように、分からないこと、敷居の高さ、難しさを取り払っていくことが、自分の使命と思っています。僕等の世代がやらなきゃいけないんです。

そうじゃなきゃ、この業界は衰退、存亡しかないでしょう。よく言われていることですが、何もしないんじゃ、
同じことですから、頑張ります。

翌日は、山村流のお稽古を見学させて頂きました✰

一時間ごとに、お弟子さんが訪ねてきて、マンツーマンで教えていかれます。男舞も何のその。

見飽きなくて、結局5時間半居ちゃいました(笑)

真湖さんは、山村流で名取りになっていはって、「山村昇湖」という名前を持ってらっしゃいます。

こちらが、ブログhttp://www.tokyoshousenkai.blogspot.com/

お稽古の中で、舞を存分に堪能させて頂きましたが、さすが、真湖さん、本物です。

動きの「間」が、綺麗。

少しすると、白石美帆さんがいらっしゃいました。

まさか、だったので、若干と緊張と変な気遣いで何を喋ってるのか、という感じでしたが、

真面目で、理知的で、かわいらしい方でした。

うちの着物も機会があれば着ていただきたいです✰
でも、それに関わらず、またお逢いしたいものです♫

帰る前に、真湖さんと、美帆さんと一緒に、ソーラン節を踊らして頂きました✰
楽しかった~!!

少し前まで、時代劇なんかを観て、「何故昔の人は、こういう舞を見ながら宴会したりするのか」と思っていましたが、観れば観るほど面白い。

この日は、家元にもお逢いできたのですが、

「間は教えても出きひんですからね」

とおっしゃってました。

「間」というのは、時間軸と距離感両方を備えた、面白い言葉です。

元々は、門構えの中の「日」は「月」だったらしく、祭壇に捧げられた肉に、月の光が差し込む瞬間
というのが、「間」の意味というのを、聞いたことがあります。

「うつくしい」と感じてしまう「間」。

この心は、どこから来るんでしょうね。

いままでの舞台の色々な写真も見せて頂きましたが、本当にうつくしい。

着物だけでなく、何よりその立ち姿。姿勢。

この日本独特のうつくしさ。

これは、日本人の原風景。美のイデアなのかもしれませんね。

それを探れる「日本舞踊」。

とっても素敵な経験をさせて頂きました。

最後は、みんなで記念撮影。

ありがとうございました!!
これからも、末永くよろしくお願いいたします✰✰

                            洋平

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