ナナが死んだ日

今日21日、14歳で、うちのビーグルのナナが亡くなりました。

最後は、獣医さんがつめ切ってて、深爪して、治療した後すぐに、へんな伸び方して、心臓停止。

10分以上、心臓マッサージとかされた後、まず蘇生しないし、仮に蘇生しても、脳にダメージ残ると言われ、「もう結構です」と言うのは重かった。他者の生命を切るのは。

 

乳腺からの腫瘍が原因で、皮膚がズルズルになって、肉がみえてて、治らなくて広がる一方で足の付け根まで広がって。

昨日から何も食べなくて、病院連れてって、やたら傷触られて。ストレスも相当掛かってたって、獣医さんは言ってた。

そりゃあ、つめ切って死ぬなんて、思ってなかった。

お清めした後、「エコーしたら、腎臓が形が変わってた」と言っていた。腎臓の数値が悪いとは前から聞いてたが、今さら。変形してるほど悪くなってても、数値はエコーするほどでもなかったのだろうか。

 

どうも、獣医に昔から恵まれない。

死ぬ時くらいしか行かないからかな?確かに、病気がちなコは一匹もいなかった。

ちなみに、祖母も、祖父も、祖母の姉も、医者に恵まれていたとは思えない。死ぬ時の医者やからかな?

 

いや、たぶんもっと、腕の良いお医者さんは他にいるんだろう。祖母も、お正月で、いつもの先生がいない間に亡くなった。祖父は、医者の胸ぐら掴んだという。祖母の姉は、点滴の失敗で殺された。

 

広がる腫瘍はおそらく悪性だし、表面を焼いても止まらないと思う、手術しかないと言われた。けど、1カ月前のMRIの検査で、全身麻酔で戻ってこなくて死にかけたことがあった。だから、4日後に手術をしようと決断したとき、お別れになるかもしれない、芝生でも連れてってやるか、とか、弟もお別れさせてあげなきゃ、と思った15分後くらいのことだった。縁起でもなかった。

犬の出てくる着物を今日も下描き染めていた。気軽だった。実際は、オーダーされた方の昔飼ってた紀州犬なのだが、ももたろうみたいな裏話にして欲しいということになっていて、お写真を頂いてるわけでもないので、ももたろうの犬に気持ちはなってた。けど、やっぱり、その方の犬として、染めなきゃな、と思った。

 

ペットの絵を帯に染めさせて頂くこともしばしばあるが、犬は染めたくないな、とか。きっと、また染めるけど、今までも亡くなったコを染めさせて頂くことは何十件とあって、それなりに気合い入れてたけど。。有り難いことやなと思う。

 

うちの子の絵は描いてこなかった。今まで二枚だけ。一枚は、父へのプレゼントに。もう一枚は、加藤洋平個人で手作り市などに出していた時、つくったミニチュア額。今は、どちらも家の階段に飾っている。

よく、俺の上で寝てたなあ。だから、わがまま娘になったのかもやけど。

 

大体、文章は、いつも構成やテーマをまとめて書いているけど、今日のこの記事は、まとめてません。何が言いたいかって、あるのかな。。良い獣医知ってたら、教えてください。まあ、二度と生き物飼わないけど。もういい。人生最後の犬で良い。

コロナの中、用心せず平気で出かける人は、自分が殺してるかもよって思ってほしい。

 

今日、ほんの少し何かが違ってたら死ななかったし、死に目にも会えなかった。会わせてもらえたのは良かったけど、最後に嫌な思いさせて、死んでしまった。ほんの少しの「何か違ったら」を探すほどガキじゃないけど、、、

 

あーーーーーー。

娘には、ちゃんと伝えようと思う。

自分が思ってるより、ずっと、おじいちゃん、おばあちゃんは会いたがってるよってこと。動物を飼うなら、必ず死ぬんだよということ。やってあげたいことは、早めにやってあげた方が良いよってこと。

 

以上です。ちゃんちゃん。

 

 

 

 

 

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