1996年に京都府加悦町に「地域創生事業」として1億円が投入されました。
その時製作された、加悦町の象徴「千年椿」をテーマとした二着のお振袖。一真工房には写真しかない伝説のお振袖。
それが展示されていると偶然友人のインスタで見て、急遽市内から二時間、丹後ちりめんの里、加悦町まで走りました!!
千年生きた椿は山奥に・・・
山奥を進んでいきます。久しぶりに見るリアルなせせらぎに、テンション上がる☆
そして、見えてきた瞬間!!
その存在感!!
千年椿って、ネット検索したら見れますけど、全然違うんですよね。きっと、この写真でも伝わらないんだろうなあ。
ふもとで親切な加悦椿文化資料館の方が教えてくださり、早咲きの蕾を見つけました。そして、皮だけになっても咲き続ける生命力も。桁外れな椿の巨木でした。
振袖を見に、旧加悦町役場庁舎へ。
ここは、とってもお洒落な建築で。甲子園球場を設計した、当時大林組設計部長の今林彦太郎氏が担当し、洋風意匠で、当時の最新の耐震対策もなされた建物として、近代建築史上、貴重な遺構となっています。
穴が開くほど見てきました。1時間があっという間でした。
超絶技巧。。。
日本一の技法がここにあります
この複雑なぼかし合わせ。こんなの出来るのは、本当に神業。今の風彩とはまた違います。
まるで、一枚物の紙にでも描くくらい複雑な風彩染がそこにはありました。
二枚の生地を別々に染めることがここまで出来るとは。。。
どうやったか分からないから、ずーっと見てられるんです。本当に1時間じゃ全く足りなかった。。
千年椿だけでなく、様々な景色が入っています。花々や天橋立や鉄橋まで。。
なんと、裏地まですべて風彩染が入り、合口が繋がっています…!!
本当に究極の振袖でした。
千年椿の開花は3月下旬から4月上旬がピークとのことで、このお振袖も、3月一杯は飾られているそうです。
また、いつか、見に行きたいと思います。お世話になった皆様、ありがとうございました。
帰りは、宮津で最高に美味しくてお値打ちで雰囲気抜群の繁盛店でご飯食べれました~☆
富田屋の皆様、子供たちにもお声かけ頂き、ありがとうございました☆