
羽織は、色々と、現実の羽織と異なるところがあるので、お仕立ての職人さんと相談しながら、面白く考察させて頂きました。
スタンドカラーなどの「小物編」はまた別にまとめていますので、そちらも合わせてご覧ください☆
生地も最高級

最高級の生地問屋、京都最古、1717年創業の「大塚」さんの生地です。一般呉服でもそうそう使われない生地を使っています。なにせ、歴史上の偉人の衣服です。

まずは、カチン描きという、細密の線描き技法で形を取っていきます。肉筆画の一発勝負となります。
次に彩色です。こちらでは、通常は「糊」や「型」などで縁取りをしてから染めるところを、それ無しで、なおかつ、グッと厚みのある染め方をしております。
衿の所の柄が繋がる羽織も、大変珍しいものになります。

他にも、オレンジ色の裏地が、裾一杯まで来ているところを、どう実現しようか。
袖口からオレンジが覗いているところはどうしようか、などなど、色んな試行錯誤があり、実現に向かっています。
出来上がりをお楽しみになさってくださいませ☆
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