個性を活かした御着物を。生地は、結城紬。染め方は、一真工房の四本縞に、特殊な技法で柄を描きました。
風彩は入っていませんが、その方の「風」を感じながら、図案を描き、色を決め、柄を考えました。
字を書くアーティストなので、かつ、あっさり字と見られてはいけないという気持ちがあるようなので、
「高野切」から文字をデザインし、描きました。
「おもい(想)」と「えにし(縁)」という言葉が入っています。
そして、どこかに隠し柄が。いくつかあります。
着姿です。
羽織も着物も帯も全て創らせて頂きました。背中には、彼オリジナルの紋も。
足袋も、注文品です。
帽子は自前。
こういうのは、大正時代のようで、素敵かと思います。
若い方が着物を着る。
印刷でも、簡単な作りでもないものに触れる。
それは、とても大切なことだと思います。
文化を守る、というのは、堅苦しいことじゃないと思います。
触れたら、惚れるのですから。
触れる機会を増やすため、頑張ります。