大好評につき、「キモノ」の買い方講座・技法編」コロナの状況を見てまた開催いたします。
きものを買いに行くってハードなことですよね。高額な買い物なのに、知識がない。
- 何が似合う?
- TPOには合ってる?
- 本に書いてあることは分かったけど、同じものが置いてあるわけじゃない。
- 目の前のこれは、なかなかお高いものだけど、なんでなんだろう?
- 一生ものなら良いものが欲しいけど、これとこれの違いは何??
ものを選ぶのは、最後は「これを好きと思ったから!!」で良いと思うのです。しかし、知識を完全に売り手に任せている状態。
「良いものです」と言われれば、「何がどう良いの?」と気になってしまいます。自分の目で確かめたい。納得してお金を出したい。
以下は実際に起こった事件です。
- アンティーク屋さんで結城紬を勧められてて、良いなと思い選んだ。しかし帰ってタグをよく見ると、西陣で織られた結城紬に似せたものを売られていた。
- アンティーク屋さんで帯を購入したら短かった。お店に言うと、帯はこの長さだと言われる。ところが、そんなことはなかった。
- 呉服屋さんで、作家もののローケツ染めだと聞いて袋帯を購入した。店員もそう思っていたらしいが、後日、ローケツではなく、カッティングシートのアクリル吹き付けの簡易な染だと分かった。
ご自身の目で選べる着物の買い方講座です
150年に渡る京都でのものづくりと、日本中の販売現場でのコーディネート両方知る一真工房だからこそ出来る「知識」と「実際染める体験」のイベントになっております!!
【概要】
着物の目利きになるための実演と、参加者ご自身での染めの実体験をする講座です。
まずは、業界の人間でも目利きになるのが困難といわれる染め物編です。
【プログラム】
京都で創業155年の染屋が教えます。
- 証紙の付く本物のぼかし染めと、手間を省いたぼかし染めの差
- 水墨画と、なんちゃって水墨画の差
- 手描き訪問着に見える型染めの見分け方
- ロウケツ染めとなんちゃってロウケツ染めの見分け方
- 手で染める型染と、機械の型染めの見分け方
- その他、時間によりけり
【目的】
最上のお着物を、ご自身で選び、納得のご予算で手に入れることが出来るようになります。
たとえばこの三枚の着物、染め方を見ただけで技法も値段も分かるようになります。
【日時・場所】
【日時】:2022年5月4日・14日PM2:00~5:00(内容は同じとなります。)
【場所】:一真工房(京都市中京区壬生神明町1-197 )
【定員】各回5名
【参加費】5,000円
【服装】体験で、工房内で汚れる可能性もあるので普段着をおすすめいたします。また、手洗い・マスク着用とともに、工房では空気清浄機・窓を開けての換気等徹底して行います。
講師は着物工房四代目
講師を務めます一真工房四代目加藤洋平です。『週刊少年ジャンプ』で受賞歴もある元漫画家であり、レクサスの選ぶ「若き京都の匠」代表でもあります。元タカラヅカトップスター明日海りお様・服部真湖様(東京国際映画祭・徹子の部屋)・映画(『地獄少女』)などメディアのお衣裳のほか、自身のドキュメントや書籍、京手描友禅作品展での受賞歴など豊かな経歴の他、年間600人のコーディネートもする、業界では稀有な存在です。
良いものは良い、と言うのが分かると、良いお買い物が出来るだけではありません。
それは、「本当に良いモノづくりを守る」ことに繋がります。
呉服屋に限らず、なんでもほめてくれる接客は多いでしょう。ですが、残念ながら、天と地ほども差のある着物も存在します。染ならば、インクジェットから手描きまであるわけですから。
しかしそれより厄介なのは、手描きに見せるようなつくりのものもあるということです。そんなものに負けるわけにはいきませんが、きちんとした区分けがあれば、手の入ったものを創ることもしやすくなるのです。
どうか、貴方の素敵なお買い物と、本物の文化を、貴方の手で守ってください。
是非、ご参加くださる日のために、ご連絡ください。イベント決まり次第、こちらからご連絡差し上げます。
初歩的な質問にも答えて下さりありがとうございました😊
非常に勉強になり、着物にすごく興味がわきました。今日伺った内容をこれから漫画の中に取り入れて、日本中の読者に着物の良さを分かってもらえるよう頑張って描いていきたいと思います
本当にありがとうございました
手描きに摺り、エアブラシでの彩色。
染料と顔料の差。
地色の吊り染めと引き染め。
違いを色々体験しながらまなぶことができましたー(*’ω’ *)
体験では、引き染めにしろ、手描きにしろ。やっぱ職人さんはすごい。の一言に尽きます(笑)
今度の着物屋さんの催事で着尺をみるのが今から楽しみです(笑)