今日からオンエアの『やんごとなき一族』第一話!!皆様ご覧になられましたでしょうか??
このドラマは、超財閥が舞台のお話なので、お着物がたくさん出てきます。
その中でも、このシーンは、一真工房のこのお着物でなくてはならない!!
というシーンでご使用いただきました。
松本若菜さん演じる美保子は最高です!!
着てくださったのは、松本若菜さん!!主人公最大のライバル義姉「美保子」役です!!(お写真は公式ツイッターより松本若菜(@wakana_ma)さん / Twitter)
個人的には号泣しながら観ていたドラマ『コウノトリ』から注目していた女優さんなので、それも嬉しいです。
また、原作ファンでもある僕からすると、現在11巻刊行中のこのドラマの中で、最もお着物にスポットが当たる、ただ着ているだけのシーンではないというのが嬉しいものです。
この後ネタバレします!!
総手描きのお着物
このお着物は、創業155年の一真工房にて、「風彩染」と、「カチン描き」という、一真工房でしか染められない総手描きの技法で染められています。
「一真工房」四代目 着物作家・加藤洋平|テレビ番組-京都知新 (kyoto-chishin.com)
詳しくはこちらから↓
現代は、桜の柄の着物が歴史上最も多い時期。
一真工房にも、様々な桜のお着物があります。現代では、「枝のついていない桜は年中着れる」というルールが作られつつあるからです。
しかし、『やんごとなき一族』の世界では違います。
「満開の時に、満開の桜の着物を着るのは無粋である。」
着物の柄は先取り。そんな言葉はよく知られるところでもあります。
現代の新ルールをひっくり返す小気味の良いエピソードは、ただ着物を着るだけではない心を伝えるシーンでもあります。
華が舞い、水辺に浮かぶ「花筏」のお着物。
こんな限定された柄は、なかなか製作もされません。
花筏の着物をあえて着たように、「季節先取りをする」というのは、自然に咲く花々に「敬意を表すこと」なんじゃないかな
そして、なぜ今回ドラマ衣装として選ばれたのか
今回のいきさつは、原作者のこやまゆかり先生から☆
先生の初着物は風彩染であり、 初オーダーメードは、僕が一年かけて染めさせていただきました☆
今回、原作者、こやまゆかり先生もいらしてくださったイベント、「着物の買い方講座」を、5月4日、14日の2回行います!!
原作は、熱くて僕は泣いちゃってます。
これ、ひいき目じゃなくて、普通に面白い漫画なんで、ぜひご覧ください。
僕、元漫画家志望ですし、漫画好きなんで、面白くないものに面白いとは絶対言わないんで。
このお着物も、松本若菜さんのサイズに合わせて、柄足ししてあります。
テレビ撮影オファーは突然のもの。日程も、定かでない中、撮影初日にとりあえず間に合わせたいという無茶ぶりのなか(笑)お仕立て屋さんにもご協力いただき、特急でサイズ縫い直してもらいました。
そんな時、こういう大作で困るのが「合口(あいくち)」です。
合口とは縫い口のことで、手間のかかる大作ほどそこに柄がたくさんあるものです。
仕立て直しで一度は途切れた柄たちを、すべて直しました。直した後の写真しかないですが、間に合わせるために、深夜にコツコツ。。(笑)
一般の方なら、腕の長さによっては合口ずれることもあるんですが、このキャラクターは、そんなの別注してでも絶対直すと思うので、こだわりました。
こちらのお着物、工房見学でご覧いただけます&レンタルも出来ます!!
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勿論、様々なオーダーも、お待ちしております!!
お問い合わせ、工房でお会いできることを、心からお待ちしております!!
お問い合わせお待ちしております
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いやー、しかし、松本若菜さん、最高やったな。。。ほんまに。。
さらにファンになりました。この後も、目が離せない!!