染めるとき、は、とても、手間がいります。
染料を色合わせした後、色見本を取ります。
また、風彩は、濡れているところにします。なので、乾いた時との変化は激しい。
だから、色合わせで完璧だと、染めると、すごく薄かったりします。
想いの色になるかは、経験次第。
これは、それまで絵を描いてたとしても、また、通常の友禅をしていても、出来ない部分です。
変化との中で、常に戦っています。
目の前のものを、理想と違う色に作り、染め、乾かし、蒸し、水洗いし、湯のし(しわ伸ばし)をかけ、
最終的には、理想の色に変化しているということ。
人の生き方にも、そんなことがあるのでしょうか。
もう四月。春をお楽しみくださいね。着物がとっても、気持ち良い季節です。