着物作家

加藤富士子

毎日雲を眺め、風彩染を極めた「生ける伝説」

12歳の時から染め出し、芸歴は約70年。

一真けいこの姉であり、四代目洋平の叔母。
この人はすごい。本物の職人であり、同時に、図案から全て製作する。その感覚の研ぎ澄まされ方が半端じゃない。なぜこんなに着物の美しさで人の美しさを引き出せるのか。計算と感性、そして、研究心が半端じゃない。
「風彩染」を創り上げた人。普段はコロコロと笑う人ですが、仕事は厳しいです。だから、褒められたときは嬉しい。
この人にもし工房で会えたら、それはとってもラッキーです。

凄いお話

12歳の時から修行始めたて・・・今じゃあり得ないわけですよね。

祖父の手伝いをしながらも、やがて仕事は手伝いを越えて、祖父の望みを叶えていく存在に。

祖父は非常に絵の上手い人でしたが、とてもめんどくさがり屋だったそうです。

着物を製作するときには様々な知識が必要になります。

まして、現在の「風彩染」ほどの仕事に行きつくには、それはもう、通常の友禅染よりはるかに多くの技術技量が求められます。それを独学で身に着けていった叔母。

風彩染は勿論、素描と呼ばれる水墨画のような描き方や、無地場を染める「引き染め」、「ろうけつ染め」、「金彩友禅」までこなします。一人でどんだけ出来るの(笑)基本的に、着物の世界は分業制です。

可愛い柄から渋いもの、かっこいいものなど、何でも染めれるオールラウンダーです。

そんな叔母も、年をとりました。「もう根気無くなったわ」とよく言うように。

先日、背骨を疲労骨折しました。

折れているのに我慢して2週間。やっと病院へ行き、手術を終えて、2カ月寝ている時もコルセットを外せないと聞いた時の第一声が

「早く仕事できるように治さんと」

精神力の強さに脱帽です。普通、この年の人は、引退しますよね。したくなくても一気に弱ってしまう。

正直、それは仕方ないことと思っていました。残念でした。気持ちはあっても、もう二度と、染める姿は見れないんだろうなと覚悟していました。。

そして二カ月たって現在。久しぶりに叔母の工房行くと、、、

 

ほんとに染めてました。

つ、強すぎる。。。。。

やっぱりすごいわ、この人。。。

 

女優

中村美律子さま 紅白歌合戦お衣裳&CDジャケット
米倉涼子さま 『黒革の手帖』第六話訪問着・帯『ローマ水道』
日吉ミミさま  33周年コンサート衣装訪問着二着
「徹子の部屋」にて服部真湖さま着用
「国際映画祭」にて司会者服部真湖さま御着用フジテレビ「とくダネ」にて放映

受賞歴

通産省地方振興補助金事業にて、京都府加悦町に『振袖 千年椿』を創作。文化博物館に永久保存。

 第13回作品展「伝統的工芸品産業振興協会会長賞」「京染会賞」

  • 第14回作品展「京都府知事賞」「伝統的工芸品産業振興協会会長賞」
  • 第15回作品展「京都新聞社賞」「京都市産業技術研究所長賞」
  • 第16回作品展「京都商工会議所会頭賞」
  • 第17回作品展「京都新聞社賞」
  • 第19回作品展「京都市産業技術研究所所長賞」
  • 第21回受賞「京都リビング賞」「京友禅協同組合連合会賞」
  •  「2013年」  〇伝統的工芸展入選東京青山にて展示

文化財

通産省地方振興補助金事業にて、京都府加悦町に『振袖 千年椿』を創作。文化博物館に永久保存。

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