ということで、またお稽古場へお邪魔しました。
デザインのものはここに載せられないのは残念ですが、
これからの着物のこと、
最近の近況報告などをしながら、とても盛り上がりました♫
そして、いつもどおりお稽古を見せて頂こうと思ったら、
白石美帆さんの、月に一回のお稽古にも当たって、一年ぶりの再会!!
まさかの偶然でしたが、ちゃんと覚えててくださいました。
忙しい中でのお稽古。
その合い間に、自分を磨いていく時間。
自分というものを、未来につなげると共に、日本の文化と自分を繋げていく。
これは、同時並行で、磨かれていく。
伝えていく方が、また文化となっていく。そう思います。
白石美帆さんが、ブログに載せて下さっているので、是非見てくださいませ♫
その後、ピンクの電話の清水よし子さんや、長唄の、
素晴らしい師匠にもお会いでき、真湖さんのお母様や、真湖さんのお弟子さんにもお会いできました。
偶然にも多くの方にお会いでき、素敵な時間を過ごさせて頂きました。
感謝、感謝です。
お昼を食べに行く車の中で、真湖さんから、こんなお話をお聞きしました。
今、真湖さんのお教室には、女性だけでなく、男組もあるのですが、そのきっかけになったお話。
ある男性が体調を崩し、検査を受けると、ガンが見つかったそうです。それも、治らないガンでした。
その方は、余命を宣告される中、自分の思うとおりに生きることを決めます。
そんな中、日本舞踊にも興味がありましたが、いかんせん、日本舞踊は女性が圧倒的に多いもの。
真湖さんは、「日本舞踊に興味があるなら、是非お稽古に来てください。女性ばかりで抵抗があるなら、男組を創るから。」
そう言われたそうです。
それから、その方は日本舞踊を始められて、時は流れ。。
ガンは消えました。
やりたいことを、楽しんで、生きて、活きて。
やっぱり、人って、そんなことがあるんだと思います。
それは、一人の力だけじゃなくて、そんな導きを得られるか。
支えてくれる何かと出会えるか。
そして、そんな何かと出会えるのは、きっと自分の意志なんだと思います。
そして、僕も先日のことをお話しました。三年ぶりに一真工房に訪ねてくださったお客様。
三年間、ずっと、たまにお手紙を下さっていました。
三年前お会いした時は、ずっと人生の闇にいたと。
体調は悪く、メンタルも落ち込み、辛い時期が続いていたそうです。
ところが、一真けいこと、洋平に出会い、自分の中で、大転換が起こったと。
お手紙にはそう綴られていました。
三年ぶりに出会う彼女をお迎えに、西本願自前まで車を走らせて、再会しました。
すぐに分かりました。
そのお手紙のことが本当だと。
だって、分からなかったんですから。
彼女だと。
着てくれている僕の御着物で、ご本人だと分かるという感覚でした。
何を話したか覚えている方に対して、お顔を覚えていないと言う経験は、これまでも、また、これからも、中々無いでしょう。
わずか二時間の出逢いが、何かを変える。着物を通しての出逢いには、そんな何かがあるのです。