柏に行ってまいりました。
日々暑い中、貴重なご縁もいただき、ありがたいことでございます。
このブログも、きちんと読んでもらえて、想いが伝わったというお話を聞きました。
書いていてよかった。
更新頻度は少ないですが、これからも、真っ直ぐな想いを綴りたいと思います。
そして、二つめの話題なのですが、
一真工房の偽者が出ました。
一真工房の作品の中に、
『ローマ水道』というお着物があります。
これを、一真工房以外の人間が、自分の作品と偽り、米倉さんの写真も飾り、
とある呉服店で、販売していたというのです。
おそらく、その着物には、柄だけで、風彩は入っていません。
これには経緯があります。
この御着物は、京都の問屋から依頼されて創ったものでした。
何反か注文がありましたが、そのうちのいくつかを、風彩無しの状態で、問屋に渡したのです。
柄はしっかり描かれています。
それが、流れていったのです。
この柄は、レンガの表現など、点描でしているのですが、その偽者曰く、「私が、点描をしてね。。」
と、言っているそうです。
全く、情けない話です。
そういうことをする劣悪で低俗な人間がいるから、呉服屋のイメージは悪いのです。
小売・中間問屋・職人、一体になって、そういう輩は、徹底的に、排除しないといけません。
まあ、残念ながら、その偽者を雇っているのは、どこかの問屋に他なりません。
その作家もどきの人間も下劣ですが、
そういう風に仕向けて、作家もどきを作り、小売店に送り込んでいるのは、その問屋です。
この御着物は、一真工房以外が持っていた場合、作品として未完成の、横流し品です。
見抜くコツは、三つあります。
1.風彩がしていない。なにか染めてあるでしょうが、必ず単純な染です。
2.一真工房の人間がいない。もしくは、名前が出ない。
3.一真工房の商標登録が付かない。
いつか、出会いたいものです、その偽者と、それを雇う問屋に。
もし出会われた際は、一真工房(090の5132の6511)まで、どうぞご一報下さい。
警察でも構いません。
犯罪ですから。
皆様、御着物は、高いお買い物ですから、
悪徳商人には、くれぐれもご注意を。
ものを買うときは、追求してください。
染技法が良い・珍しいなら、何故良いのか。何故珍しいのか。
生地が良い・珍しいなら、
例えば、結城や大島などの紬の織物、何が違うのか・どう希少なのか。
手織りなのか・機械織りなのか。
「作家」には、技法ではなく、その「想い」を尋ねてみてください。
ドンドン追求してください。
納得のいくまで。
おかしいものは、必ずボロが出ます。
出たら、買わずに帰って下さい。