皆様!!現在全国発売中の『フォトコン』に、わたくし洋平、
掲載して頂いております!!
ドキュメント放送でもなかった、二時間半に及ぶ、ぶっ通しの撮影は、本物の創る姿をきちんと捉えてくれています!!
写真は、色合わせ。濡らしながら染める風彩は、時間制限があるので、色をきちんと事前に創らなければなりません。
でも、いざ染めた色の二分の一くらいに仕上がりは薄くなるので、イメージの難しさは、一般の友禅に比べ、段違い。

正倉院の宝物で、「螺鈿紫檀五弦琵琶」です。北海道で初お披露目の予定だったので、そこのファンの方を想いながら染めると自然に楽しそうに。
そう、資料集に載ってるあれで、着物業界では「型染」や「織物」 しか手を出せない「パターンで構成された素晴らしく精巧緻密な柄」な為、誰がやっても失礼ながら、素人目には似たり寄ったりのものになりやすいこの柄。
あえて、手描きにこだわり、独特の表現として、この琵琶が渡ってきてその身にまとった悠久のシルクロードの風を吹かしました。
「風の吹き終わりから染めだすのが意外だったが、始まりの場所をどう染めるのか気になって撮っていた。この辺りの風の染め方は太刀打ちできると思ってたけど、このあたりで舌を巻いたね。」
と言ってくれた場所が、「風の始まり」一番無意識になっていた場所。
そっかー。すごいなー。
解っちゃうんやなー。
俺も、「カメラを忘れて全力で行かねば」と思ってて、安心して撮ってもらえたけど、安心が確信になりました。
凄いなーと心から思いました。
もちろん体はくたくたでしたが。本気を出し切る作品を創ると、なんだか元気になるのです。
仕事柄、パンフ作製などで写真撮られることあったけど、ほんと、酷いのになると、呆れるほど酷い。自撮りの方がましくらいのもホントにある。
あれですね。
仕事してりゃあ、いろんな人に会うのは当たり前やけど。
プロとしてある人とだけ仕事してたい。
年季やテクニックの問題じゃなくて。
そうそう、先日、オーダーメード創らせてもらうことになった男性も、とっても素敵な感性。俺にしかできないものを求めてくるしね。
本当に、そういうのがあり難くて。創るのが楽しみ。
写真家の人は、どんな想いで撮るのだろう。
撮ってもらえるに足る自分でいなければと思います。
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