着物講習~青花描き~

講習も三回目、昨日は青花描きの本番でした☆

写真は残念ながら無いんですが、まずは、青花での下書き、これにゴム糸目を置いて、染めて、蒸して、引き染めして、金彩をしてと、一通りの工程を全てするんですね。

ちなみに青花というのは、着物の下書きに使うもので、洗うことで消える液体です。

科学青花と言われる瓶詰めのものと、「本青花」、というのがあって、これは和紙に青花の汁を染み込ませてある物です。

これの小さな紙片に水を少し落として、出た液体に筆につけて描いていくわけですね。

青花で下書きを描くのは初めてなので、最初のうちは、水の滲みこみ具合に苦労しました。
線がすっごい太くなるんですね。

でも
慣れてくると、細い線を引くこと自体は簡単でした☆

それもこれも、うちのカチン描きをかじっているから。

やっぱりうちの技術すげえ。って思いました。

これから、二ヶ月間、オーソドックスな友禅を学びます。うちとの違いも肌で実感すると思います。

11月からの催事には、そういった肌で知った知識を持って行けそうです。

「本青花」   これは、今、もう78歳のおばあちゃん一人で作っているようなものらしいです。本青花で村おこし的なこともやっているらしいんですが、なんにせよ後継者問題ですよね。

着物業界が羽振り良くなって大量に買うようにならない限り、誰も本青花なんてやらないでしょう。

なんせ、染料だってメーカーが作らなくなっていってるんですから。

伝統や歴史を、途絶えさせたくないですね。

あと、講習の人たち、みんな良い感じです。いや、皆かどうかまだ分からないけど、素敵やな、とか、喋りやすいな、とか、優しそうやな、とかね。
これからも行くのが楽しみ。まだこのブログの存在も教えてませんけどね(笑)

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