さて、絶賛放映中の『銀魂』ですが、今、主人公の銀さんの着物を染めています。
なぜなら、僕は漫画が好きだから!!
前四部作で、着物創りを載せていきます!!
手っ取り早く全貌をご覧になりたい方は、一番↓のムービーをどうぞ☆
本当に漫画を描いていました(『週刊少年ジャンプ』受賞)
染めるのはワタクシ一真工房四代目加藤洋平です。
『週刊少年ジャンプ』で受賞歴もある元漫画家
であり、レクサスの選ぶ「若き京都の匠」代表
でもあります。元タカラヅカトップスター
明日海りお様・服部真湖様(東京国際映画祭・
徹子の部屋)・映画(『地獄少女』)など
メディアのお衣裳のほか、自身のドキュメントや
書籍、京手描友禅作品展での受賞歴など豊
かな経歴の他、年間600人のコーディネートもする
業界では稀有な存在です。
あくまで「本物を創ること」にこだわりました。
- 最高の正絹生地を用いて、
- 本物の着物の理論を用いて、
- 最高の染をほどこした、
- 現実本当に美しい着物を染めること。
銀さんの着物の図案を創る
目に見える着物の工程の最初として、図案を創るということがあります。
図案、というのは、着物と同じ大きさの紙に、下描きを描いていきます。
身長に対して、柄の高さは勿論のこと、この時点で、ほぼ、色のイメージが付いていないといけません。
色の加減で、図案は変わるべきだからです。
さらに難しいのは、銀さんの着物は、裾一面に広がる模様なので、通常は女ものの図案になるということ。
それを承知で染める場合、色々なことを気にしないといけないのですね。
そして、出来上がった図案はこちら☆☆
伝統柄である観世流水をアレンジし、銀さんの着物にある蕨のような上向きのぐるぐるも意識して、図案を考え出しています。
生地を選ぶ
そもそも、なのですが、着物は洋服とは違って、一反の反物から創られます。
この一反の中に、袖になる部分もあれば、身頃(胴体)になる部分もあり、というものです。
今回も、僕が着用しますので、通常の市場にはあまりない、1尺1寸巾の大きな生地を、
京都の最も上質な生地問屋の一つ、「伊と幸」さんの生地を使うことにしました。
元漫画家の着物作家が本気で染めた『銀魂』銀さんの着物創り②
元漫画家の着物作家が本気で染めた『銀魂』の着物③風彩染での表現
着物作家が『銀魂』銀さんの着物を本気で染めた④ついに全貌と着姿!!
そんな四つの工程を経て、出来上がった銀さんの着物はこちら
その他にも、たくさんのアニメ・ゲームの衣裳を制作しております
ぜひこちらのオーダーメイド作例とご予算からご覧くださいませ。
版権について
残念ながら、銀さんのようなガチのものは非売品になってしまいます。まあ、僕の解釈が随分入っていますから、そう謳わなければ全く問題ない気もしますが。
実は公式として販売もしたくて、某超有名おもちゃ会社さんに電話をしたのですが、制作値段¥200,000とお伝えしたら、ある男性は電話を取らなくなったり、ある女性は「2~3万円のものなら」と言われたり。理由が「子供が買える値段じゃないと」とのこと。笑っちゃいますね。銀魂ファンを舐めてるんでしょうか?
もう少し頭の柔らかい会社様との出逢いをお待ちしております。ご紹介大歓迎です。
ご連絡はいつでもこちらへ