清める。
ここは、烏丸と堀川の間の、小さなお寺。
人は少なく、とても古く。
気持ちの良い空気があふれている。
ここは、特別な場所。不思議な香りがする。
ここで、たくさんの物語があったような。
ひとりで来ても、少しも寂しくない場所。
出来れば、これ以上有名になったりせずに、静かでいてほしい場所。
さあ、歩こう。
今日は、気持ちがピンと、緩く張っている。
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着物:風彩染「縦風彩」
風彩染の小紋は、型染ではなく、全て「手描き」で筆と刷毛によって染められています。
ゆえに、同じ柄を繰り返す中でも変化に富むその創り方は、どれほど見ても飽きが来ることがありません。
多彩な風の染は、様々な帯合わせや、それによる季節感のコーディネトを可能にします。
袋帯:霞-kasumi-(赤)
「霧」や、「靄」と違い、「霞」という言葉は、日本にしかないそうです。手染めによる17色の多彩なぼかし染めは、色がそれぞれ手を取り合って、貴方を優しく彩ります。
金彩によって格を高め、訪問着から付け下げ、小紋、紬まで、全てのTPO、また、全ての色相のお着物に合うように出来ております。
締めやすく、軽く、合わせやすく、そして何より情緒深い。京友禅や加賀友禅に合わせれば、深みを一層増す着姿が生まれますし、無地の着物に合わせれば、お出かけも楽しくなります。
撮影:藤里一郎
モデル:鎌滝えり
女性を撮らせれば、本当に魅力を引き出す写真家、藤里一郎さんと、トリンプの2015年度のモデルも務めた、女優、鎌滝えりのコンビによる、撮影。
木漏れ日と、この爽やかな緑の風の吹く着物の組み合わせが見たくて。
静かで古くて、でも手入れが行き届いていて。
可愛くて、その場の空気を感じる写真が撮られていた。